基本書等と使用法

金融法の基本書等と使用法(2020年12月最終更新)

金融法の文献を紹介してほしいと言われることが多いので(会社法や倒産法のところで紹介していた文献を寄せ集めるなどして)作ってみたんですが、そもそもそういうことを聞く人って、本当にやりたいことは実は「金融法」という特別な何かではないんじゃない…

情報法の基本書等と使用法(2020年12月最終更新)

情報法とは、一言で言えば、情報に関わる諸法であり、何か固有の原理を持つわけではありません(と言うと固有の原理を見出そうとしている先生たちに怒られそうですが…)。既存の法体系においては、全体として情報の規律が不十分であり、今まさに実務上問題が…

医事法の基本書等と使用法(2020年9月最終更新)

医事法とは、医療に関わる法律群のことをいい、民法(診療契約、不法行為、家族法)、刑法(生命・身体関係)、行政法(医師法、医療法、薬機法、感染症法、母体保護法、臓器移植法、クローン技術規制法など)に関わります。 仕事や家族がかかっているなど、…

労働法の基本書、演習書等と使用法(2020年7月最終更新)

労働法(分野名)は、次の3つの分野からなります。 雇用関係法…使用者と個々の労働者との関係(契約)に関する諸法。基本的に労働基準法と労働契約法と判例法理。 労使関係法…使用者と集団としての労働者との関係に関する諸法。基本的に労働組合法。 労働市…

経済法(独占禁止法)の基本書、演習書等と使用法(2020年10月最終更新)

「独占禁止法」は、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」の略称であり、「経済法」はほぼ独占禁止法を指します。各種業法や外為法を含むこともあるらしいですが、理論上の繋がりはないです。司法試験科目「経済法」でも、専ら独占禁止法が出題…

倒産法、民事保全・執行法の基本書、演習書等と使用法(2020年11月最終更新)

倒産法と民事執行・保全法は、いずれも民事手続法(広義の民事訴訟法)に含まれます。民事執行法(法律名)は、次の4分野からなります。

国際私法・国際民事訴訟法の基本書、演習書等と使用法(2020年6月最終更新)

国際私法は、国際的な民事関係を扱う国内法です(国内法というところが大事で、国際私法は本来統一されているのが望ましいのですが、各国がばらばらの内容の国際私法を持っているのが現状です)。「国際私法」という名前は、様々な意味で使われますが、司法…

知的財産法の基本書、演習書等と使用法(2021年1月最終更新)

いわゆる知的財産法は、創作物や標識について、物権的権利を与えたり、直接に行為を規制したりすることにより、創作物や標識の独占的な利用を認める諸法です。具体的には、特許法、商標法、意匠法、著作権法、不正競争防止法などが含まれます。司法試験では…

刑事訴訟法の基本書、演習書等と使用法(2021年1月最終更新)

刑事訴訟法は条文が本当にダメですよね。目次がざっくりしすぎだし、今だに見出しがないし、枝番多すぎだし、職権主義・糾問主義時代の残滓が至るところに残っています(そもそも「総則」の規定を「第一審」の「搜査」のところで準用する構造自体そうだし、…

刑法の基本書、演習書等と使用法(2020年12月最終更新)

刑法は特に迷うことはないのではないかと思います(こなみ)。 目次 山口・刑法 基本刑法 井田・講義刑法学 刑法の道しるべ 新判例から見た刑法 刑法の悩みどころ 刑法事例演習教材 新経済刑法入門 山口・刑法 刑法 第3版 作者: 山口厚 出版社/メーカー: 有…

民事訴訟法の基本書、演習書等と使用法(2020年11月最終更新)

民訴はカオスですが、訴訟物がキーコンセプトです。既判力も、一部請求も、二重起訴も、訴えの利益も、処分権主義も、弁論主義も、証明責任も、そこから始まります。 民事法律関係を扱うため、民法(特に総則、物権、債権総則、不法行為、相続)の理解が重要…

商法(会社法等)の基本書、演習書等と使用法(2020年11月最終更新)

会社法は民事実体法ですが(共有、組合、委任の延長上)、産業法・手続法的要素が強く、条文が膨大であり、かつ、かなり細かく書かれています。そのため、まずは条文の構造(全体の構造、各条の構造)をよく理解する必要があります。逆にこの段階をクリアし…

民法の基本書、演習書等と使用法(2021年1月最終更新)

民法はひたすら条文、判例、学説を覚えること、それらをどのような場面で援用するのか、複数の条文・判例・論点をどのような順番で検討すべきなのかを知ることに尽きます。判例が膨大ですが、平成29年改正(債権関係)、平成30年改正(相続関係)である程度…

行政法の基本書、演習書等と使用法(2020年11月最終更新)

行政法はあまり覚えることも考えることもない気がします(怒られそう)。 まず、どのような訴訟類型があり(各種の行政事件訴訟、国賠訴訟)、どういう場面でどの訴訟類型が適合的なのかを理解する必要があります。 その上で、行政事件訴訟については、原告…

憲法の基本書、演習書等と使用法(2020年9月最終更新)

憲法は本当にカオスですよね。でも実はやってることは他の公法(刑事法)と変わらなくて、公益上の必要性(目的の重要性、手段の関連性)と被侵害利益(権利の重要性、侵害態様)の利益衡量です。審査基準論とか三段階審査論というのは、その利益衡量をどう…